伝えたいなら聞くチカラを広げれば良い。
ライターの案件をもっと取りたいと考えたときに、仕事が途切れずに売上がレジェンドな大先輩から教わった話しです。どんな仕事にも応用がききますので、参考にしてみてください。
そう思って相手の反応も見ず、とにかくひたすら自分の話したいことばかり話してしまったという経験はありませんか?
私も、とにかく伝えなければ、覚えてもらわなければ、そのためにはたくさん話さなくてはと思っていました。
でも違うんです。相手の話を聞かないと、自分の話も聞いてもらえないんです。
ビジネスだけではなく、友達でも、恋人でも、家族でも、みんな自分の話を聞いてほしいんです。
なぜなら、相手は話したがっているから。話を聞いてもらえると誰しも嬉しいものです。
今回の記事は、伝えたいならまずは聞こう 聞くチカラを身につけるためには?というテーマです。
Contents
聞くチカラとは
聞くチカラ=話すチカラ。聞くチカラが伸びると話すチカラはあっという間に伸びていきます。
話を聞くということは振り子みたいなもの

自分が相手の話を聞かない、もしくは少ししか聞いていないと振り子の振れ幅は小さくなります。そうすると、相手も自分の話を少ししか聞いてくれません。つまり伝えたいことが伝わらない。
逆に相手の話をとことん聞いて「全部受け止めますよ。話を最後まで聞きます!」という姿勢でいると、話し終わったあと相手も「あなたの話も聞かせて」と振り子が大きくふれるのです。

つまり伝えたいのなら、聞いてあげると良いのです。聞く力は意識してみにつけることは簡単にできますよ。
聞く姿勢をとる
ではどうしたら聞く力を広げられるでしょうか。
まずは聞く姿勢が大事。誰でも簡単にできます。
意識して聞く「聞き方」があります。また聞くマインドも大事です。
聞く力があると、仕事を取ったり、コミュニケーションをはかったりする上でとても役に立ちます。
ライターでもこれは同じことが言えます。ヒアリングが無いとライティングできないですよね。「相手が書いてほしいものがわからない」「これって書いてOKだったっけ?」
聞いておけば良かったとなるわけです。。だから聞くことはライターも本当に大切。
例えば、クラウドソージングの「納品」。
はじめに聞けていれば、不安にならなくてすみますね。
聞き方にはいくつかのコツがありますのでまとめました。
笑顔

「笑顔を作ってください」というと口角をあげて笑顔を作る人が多いと思います。が、それよりも眉毛をあげてみてください。大げさに(笑)自然と作り笑顔とは違う顔になると思います。
眉毛をあげると実は他にもよいことが。
- 集中力が高まる
- 視野が広がる
- 表情が豊かになる
- 相手のコピーをしてしまう
集中力を高めるために、実はイチロー選手もバッターボックスに入ったときには眉毛をあげていたそうです。
マスク生活で口元が見えない中、眉毛をあげると、人に良い印象を受け取ってもらえるはずです。
表情豊かな人とは、話していると楽しい気分になりもっと話したいと思うようになります。鏡を見て練習するのもバカにできませんよ。
うなづく

「うん、うん」としっかりとうなづいてください。これは司会の仕事をしている時にも大げさなほどやっています。
相手が聞いてくれているという安心感が生まれますし、次をもっと話したくなります。
視線を合わせる

ただうなづいていると、首の上下運動でこちらが気持ち悪くなってしまいます。相手の目を見てうなづきましょう。
相手の目をじっと見るのが恥ずかしい方は、鼻やおでこなど目に近い別のパーツでも良いと思います。
逆に相手がじーっと見てくるタイプの方ならたまに視線を外して上げるのも手。その際も「聞いていますよ」とうなづくのをお忘れなく。
相づち

心のなかで、頭の中で「なるほど~」「そうなんだぁ」と相づちをいれると、その心の中は相手に届くはずです。
ちゃんと話を聞いていない人は、コチラが話しているときにもなんとなくわかりますよね。
ちゃんと心の中で相づちを打ちながら聞くと、それが伝わります。
この聞いている姿勢をしていないと、「話をきいていない」と思われてしまいます。
聞く時のマインド
大切なこと。
どうせ心の中が伝わるなら、最大級にチカラのある言葉を伝えたくないですか?
それが、「ありがとうございます」です。
「聞かせていただきありがとうございます。」
「お話してくださりありがとうございます。」
「気づきを与えてくれてありがとうございます。」
と繰り返し心のなかで唱えてください。伝わります。共感力もあがります。自分のマインドが開いて、より深く聞きやすくなります。
ここで「このあと仕事ください」とお願いしたいな、なんて思わないでください。邪念はなし!とにかく話を聞かせてくださいとそのことだけを考えていましょう。
「今日は仕事は取らない。今日は徹底的にあなたのお話を聞く。聞かせてくれてありがとうございます。」相手の話が芯で捉えられ共感が生まれます。
話を最後まで聞いてくれる人
ではちょっと聞かせてください。
理想的なパートナーってどんな人ですか?
理想的な両親ってどんな人?
理想的な上司や先輩って?
どんな人???
1万件以上の答えの中で96.7%を占める、つまりほぼすべての項目に入っている答えに共通しているものがあります。
それが
自分の話を最後まで聞いてくれる人。それくらいみんな話を聞いてほしいんです。
逆に言えば、聞かせてもらうだけで相手が喜んでくれます。
きく 漢字で書くと?
聞くと聞いたでは実は意味が違います。
相手の情報や想い・考えを自分なりに理解し受け止めること。
相手の情報や想い・考えを自分なりに理解し受け止め、それを相手に確認し、承認を得た状態のこと。
目指したいのは、「聞いた」状態ですね。
きちんと聞いておけばこんなにライティングで悩まなくて良かったと思うシチュエーションが出てこなくなります。
ターゲットはこれでいいですか
訴求軸はこれでいいですか
と確認して承認を取る
オウム返しで確認すれば良いんです。
ここでいう確認とは「〇〇ということでいいですか」と相手に訊くことです。
コミュニケーションは相互理解
話をするとは、コミュニケーションがとれることですが、まずそのスタートは何でしょうか?
スタートは自分自身に訊くこと=問いかけることです。
例えば、朝起きた時も「まだちょっと早いけど、もう起きる?」「今日は何するんだっけ?」「今日は面談があるから準備OKだっけ?」と自分に訊いてますよね。
それと同じで、人のお話を聞くときにもまずは自分自身に訊く【今からこの人の話を聞くんだ】
そして確認が取れたら音声として認識し、相手の話を耳で聞きます。
そして、「聞かせていただきます」「ありがとうございます」と心の中で唱えながら聞くと、すべてを受け止める聴くという形になります。
ここまでくると共感が生まれてきます。
その聴く(傾聴)はだんだん相手の想いが自分に利いてきます。相手からは「こんなに話をきいてくれる」という形で信頼につながってもいきます。
そして最後には自分にも相手にも効いてくるようになります。効果の「効」くですね。ここで初めて、仕事につながってきます。
きくの5弾活用をCANVA
男性と女性で違う効果的な聞き方
ちなみに男性と女性ではより効果的な聞き方に違いがあります。わかりますか?
男性は、上半身は相手に向けながら声に出して「うんうん」と聞いてあげるとより話したくなります。最後は「大変でしたね」など、ねぎらいの言葉をかけてあげるとよいです。
対して女性はながら聞きはだめ絶対。目線をあわせてうなづくとよいです。吐き出したいだけの場合が多いので、アドバイスしようなんて思っちゃだめです。

相手の話を聞いて、現状の課題を聞き出し仕事につなげたいのなら、お医者さんが問診をするようなイメージで質問を投げるのもよい手段です。
相手のいいところと欲しい欲求をつなげるのがライターの役割り。
相手のいいたいことを代弁しているだけの代筆者はライターとして売れないです。クライアントの希望は売上をあげることなので、結局は代筆だけしても継続につながらないというわけです。
相手に聞かれたときだけ応える
「あなたはどう思う?」と聞かれたら答えればよい。話の終わりのタイミングは相手にしかわからないので、徹底的に聞く側にいて、話すのは応えるときだけというのも意識してみてはいかがでしょうか
この記事でお伝えした内容をもっとよく知りたい方はコチラの本がオススメです!
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こんな時はどうすればいいの?
話の終わりを決めるのは、相手です。だから話が終わるまで聞いています。とにかく気持ちよく話してもらいましょう。
これも聞いちゃいます。「ちょっとお話してもよいですか?」
相手も同じようにコチラの話を聞く姿勢で来てくれたら、こう聞いちゃいましょう。「お話聞かせていただけますか?」絶対に話してくれます。
- 相手のゴール設定
今の課題、5年後10年後のゴール設定はなんですか?と聞くと他のライターさんとの差別化になり仕事をたのみたくなります。
まとめ
相手の話が空っぽになれば、コチラの話を聞いてもらえるチャンス。
まだ話足りないようなら、次に会うチャンス。
もう少し深い話をを聞きたいので、もっと詳しく知りたいのでお時間とってもらえませんか?と聞いてみましょう!
「なにかありましたら連絡ください」で帰らないことです。 「あなたのことをもっと詳しくお聞きしたいので、次会う機会ください」 という形に落とし込めるといいですね。
何回もお話だけして、それから仕事につなげればOK。
聞く力だけでここまで広がります。
だから伝えたいなら、もっと仕事を獲得したいなら、まずは話を聞く力を広げましょう。