日本化粧品検定協会のコスメライター養成講座ベーシックとアドバンスコースを受けました。どのような資格で、難易度はどれくらいなのか、まとめました。
コスメライターとは
コスメライターとは
薬機法を含む化粧品の正しい知識を持ち、Webライティングに欠かせないSEO対策をしながら、 発信力のあるライティングスキルを備えていることを認定する資格です。
日本化粧品検定協会HPより
とあります。コスメコンシェルジュの資格が必要なので、美容の専門的な知識を持ち、この講座でライティングに関わることを学び、両方の知識をあわせもったライターということになりますね。
一般的に言われている「美容ライター」と同じですが、「コスメライター」は日本化粧品検定協会独自の資格の名称。
コスメライターになるためには
日本化粧品検定2級もしくは1級保持者がベーシックコースを受講することができます。
ベーシックの試験に合格したらアドバンスコースを受講することができます。
アドバンスコースに合格し、コスメコンシェルジュの資格を持った人がコスメライターの資格を申請することが可能です。
コスメコンシェルジュは日本化粧品検定1級がないと取得できませんので、まずは1級に合格し、コスメコンシェルジュを取得しておきましょう。
コスメコンシェルジュがなくても、2級合格していれば、ライター講座の受講自体は可能なので、並列して進めてもよいかもしれません。
コスメライターを取得するための費用は?
日本化粧品検定 受験料
1級受験料 ¥13200
1級があればよいのですが、1級試験には2級からも出題範囲があります。今後コスメライターとして資格を活かしたいなら、勉強だと思って両方受けるのもありかと思います
コスメコンシェルジュ取得費用
最終的にコスメライターの資格申請のために、コスメコンシェルジュが必要です。
試験はありませんが、認定プログラムを受けて、その課題を提出する必要があります。課題は簡単でした。
コスメコンシェルジュは日本化粧品検定協会に入会しないといけません。
年会費 ¥10000
コスメコンシェルジュ申込費用 ¥7150
コスメライター養成講座費用
【ベーシックコース】
受講料(一般)23,650円(税込)
受講料(会員)17,600円(税込)
【アドバンスコース】
受講料(一般)94,600円(税込)
受講料(会員)47,300円(税込)
入会費年会費2万円を払っても、会員価格のほうがお得。さらにコスメライターを協会で申請するつもりならば、コスメコンシェルジュの資格がマストなので、いずれにせよ入会することになります。
再受験なしで、最短で取得できても111850円かかりますね。私はこの他に検定試験のために問題集なども購入しました。
入会すると、コスメに関わるメールマガジンや、会員限定の動画など、美容が好きなら興味があり勉強になる内容がとても多いです。資格取得のためだけに支払ったとしても、どのようなものか体感できるので損はありません。
コスメライター申請費用
【申請条件】
・アドバンスコース合格
・コスメコンシェルジュ資格取得
資格申請料¥10000
コスメライターは、30%の合格率のアドバンスコースを経て申請することができます。
協会には、ライターの問い合わせを求める声が多くあるそうで、クライアントを紹介してくれる制度もあります。
コスメライター養成講座の難易度は?
ベーシックコース(基礎科)
2021年の講座はすべてオンライン。私が受けた時は(おそらく)過去のものの使いまわしでした。
正直、ベーシックコースはアドバンスコースを受けるためのものと割り切ってもよいレベルの基本的な所から始まります。
なんてったって、主語述語から始まりますから。
しかし、日本語を正しく使うのは案外難しいので、講座ではこういったことから紐解いています。
色々なレベルの方が受講されるので、基本はガッチリ抑えておく姿勢が伺えました。普段から文章を書いていたり、本を読んでいたりするならば、とても簡単に感じると思います。
その他、SEOや薬機法、Webライターについても、それぞれの講座があります。
私はブログを書くにあたり、独学で勉強している部分もありましたが、やはり講師から教わるのは違いますね。
予備知識があるなら、理解できますが「美容が好き!」という方が「ライターとは?」という所からスタートするとなると、しっかりと向き合って理解しながら進めなければいけないと思います。
全体で約5時間ほどの講義と、試験が1時間です。合格率は過去1〜4回で48%。
試験は、記述問題でした。3月にオンライン提出して5月に郵送で結果発表。
自分が書いた原稿に手書きで添削されているのと、監修の先生から総評がついていました。一人ひとりに、それぞれの講義の先生から添削がされているのがとても手厚いなぁと感じました。何人受けたのか知らないけど、ただ合否だけじゃないというのが嬉しかったです。
アドバンスコース(応用科)
正直、ものすごくためになりました。
受けてよかった。
合否判定はまだなのですが、もし落ちてしまっても勉強したことはとてもためになりました。
内容は、ベーシックよりもかなり専門的になります。そして、実質的に。「取材をするにはどうしたらよいのか」や現役ライターの講義なども含まれています。
こちらは、試験には直接関係ありませんが、今後コスメライターとして実際に仕事を受けていくための、実践的な講義だなと感じました。
ベーシックで習ったSEOや薬機法はさらに深堀りされています。内容は難しいですがわかりやすい講義なので、理解ができないということはないと思います。
・記述式試験(時間制限なし)
・選択式試験(制限時間60分)
合格率 約30%(第1回)
選択式試験は、テキストを見ながら回答してよく、記述式試験は事前に課題の記事を書いておき、提出をするだけという形でした。
8月にオンライン提出をして、結果は郵送で11月頃届くとのことです。
選択式試験はものすごく勉強しましたので大丈夫だとは思いますが(それでも「ん?!」となる問題もありました)、記述式試験の方は、もはやわかりません。プロのレベルに達しているのかどうか・・・。自分の思い込みでから回っていないかどうか…。
とはいえ、どういった基準で採点がされるのか、気をつけるべきポイントはどこなのか、ということは試験概要にも記されています。
コスメライターは副業として成り立つか
結論からいって成り立つと考えています。
コスメライターとして、収入がどれほどになるのかはまだ未知数ですが、資格を取得すれば日本化粧品検定協会に来たライターの仕事を紹介してくれる制度もあるそうです。
(クライアントでの選考はもちろんあります)
そもそも、「ライターはたくさんいるけれど本当に書けるライターが少ない。美容の知識もあり、きちんと書けるライターはいないだろうか」という問い合わせを発端に、協会の方で「ライターを育てる講座を持とう」ということでスタートしたそう。
コスメライターは【コスメに詳しく、薬機法とSEOを学んでいるライター】という資格ですから、副業として始めるのにも良いなと思っています。
webライターは在宅での副業として人気がありますよね。
私は知らない世界に独学で飛び込んでいくような勇気がなかったので、コスメライターの資格を取得し、副業として始めたいと考えています。同じような方はいらっしゃるかな・・・。
まとめ
日本化粧品検定協会で化粧品検定に合格し、コスメコンシェルジュの資格を取るまでは、特に好きで勉強をしていたものが高じて…というレベルでした。
コスメライターの講座があることを知り、オンラインで説明会を受けてから2つの講座を修了。
安くはない価格ですが(それでも内容と講師の先生方を考えたらとても安いのではないかとも思います)、今後自分の道の選択肢が広がるのではないかと楽しみになりました。
一般的に認知されているような資格ではないかもしれませんが、ライターやブログなどに興味がある方は、公式HPを見てみてもよいかもしれません。